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MVNOでスマホの利用料金が約3分の1に! しかも利用者がひとり増えてます(ウソじゃないですよ)

僕がドコモユーザーになって、『17年2か月』の月日が流れました。
長い付き合いなのでとても愛着があったのですが、この度決別することを決めました。

携帯電話を使用する場合、最近までは『docomo』『au』『SoftBank』のいわゆる3大キャリアと契約する以外に選択肢がないような状況でしたが、『MVNO』の登場で風向きが変わってきたように思います。

仮想移動体通信事業者(かそういどうたいつうしんじぎょうしゃ、Mobile Virtual Network Operator, MVNO)は、携帯電話やPHSなどの物理的な移動体回線網を自社では持たないで、実際に保有する他の事業者から借りて(再販を受けて)、自社ブランドで通信サービスを行う事業者のこと。 -Wikipedia-

結構前から話題になっていて、最近益々盛り上がりをみせているMVNO。
多くの事業者が乱立しているようですが、いろいろと調べてみると『IIJmio』が良さげでした。

※ 今申し込めば『600円相当のクーポン』がもらえるみたいです!

というわけで早速、乗り換える手順を説明します。

ドコモからIIJmioファミリーシェアプランの音声通話機能付きSIMへ、電話番号を変更せずに移行する(MNP)手順です。

1. 携帯の契約者名義を統一する

大体そうだとは思いますが、家族が別名義で契約している場合、IIJmioで契約する方の名義に統一します。そうしないと後々都合が悪くなります。
免許証等それぞれの身分証明書を持ってドコモショップに行けば、手続き自体は15分程で終わります。

2. 必要であれば端末本体を購入する

IIJmioで利用できる端末は、基本的に『NTTドコモのスマホ』と『SIMフリーのスマホ』です。
それ以外のスマホでの動作は確認されていないようなので、端末本体を購入する必要があります。

IIJmio動作確認端末

ちなみに僕は、アマゾンで『docomo版iPhone6』を購入しました。

3. Amazonで『IIJmio 音声通話パック』を購入する

別にアマゾンじゃなくてもいいんですが、アマゾンでは通常価格より940円程安く購入できます。
僕の場合は注文して2日で届きました。(東京 → 熊本)

ちなみに、これは『初期費用』なので、これ以外にも『月額料金』『音声通話機能付帯料』『SIMカード発行手数料(1枚につき2,160円)』『通話料』などが必要です。

4.『MNP予約番号』を取得する

端末を変更する場合は、MNP予約番号を取得する前に『ドコモ電話帳』をエクスポートしてデータを保存しておいた方がいいです。
そうしないと、手動で移行する羽目になります。(経験者談)

ドコモから電話番号を変更せずに乗り換える(MNP)ための手続きをします。

他社から乗り換え(MNP転入)

上記のページから手続きできるのですが、パソコンでMy docomoから取得しようとしても、次のような画面になって先に進めないことがあります。

30733

エラーの理由は『ファミリー割引(家族割)の主回線となっている』もしくは『料金支払の一括請求先となっている』ことが原因のようです。

参照 :【解決】MNP転出番号取得でエラー30733が出た場合の原因と対処法(docomo)

その場合は仕方ないので、多少時間はかかります(15分程度)が電話で取得します。
スマホで151にかけても案の定なかなか繋がりませんでしたが、それも予測できていたこと。気長に待っていると、10分ぐらいで繋がりました。

相当厳しい訓練を経て応対マニュアルを修得したであろう、非常に親切なオペレーターが丁寧に対応してくれます。
もうドコモをやめるのでドコモのメルマガは必要なかったのですが、『送っていいですか?』とお願いされたので、思わず『いいですよ』って言っちゃいました……。

あと、『2年間定期契約の途中解約金』と『端末本体の残金』も考慮しておかなければなりません。
僕の場合は、2年間定期契約の途中解約金3,000円(継続利用期間が10年超だから?)×2台分と端末本体の残金約10,000円×2台分、それ以外にもなんやかんやとありまして、結局30,000円程かかってしまいました。
ただこれも、3か月で取り戻せます。

ともあれ、最終的にはMNP予約番号を取得することができますので、10桁の番号をメモしておきましょう。

5. 本人確認書類の画像等を準備しておく

申し込みが円滑に行えるように、この時点で本人確認書類の画像を準備しておきます。
運転免許証などをスマホのカメラでぶれないように撮ればOKです。
それと、『本人名義のクレジットカード』と『キャリアメール以外のメールアドレス』も必要なので準備しておきましょう。

6. 音声通話パック到着後に申し込む

月額料金プランのお申し込み

上記申し込みページより、音声通話パックに記載されている『エントリーコード』を記入して次へ進みます。
非常に分かりやすい作りになっているので、手順に沿って進めて行けば問題ないはずです。

7. 本人確認書類の画像をアップロードして終了

本人確認書類の画像をアップロードするためのページにアクセスしてアップロードします。
IDやパスワードのアクセス情報はメールで送られてきます。

これで、今まで妻と二人で毎月15,000円~16,000円ぐらい払い続けてきた携帯料金が、僕と妻と息子の三人で5,032円(税込)+ ユニバーサルサービス料6円 + 通話料になるので、今までの約3分の1の料金で済むことになります。
しかも、ドコモのときはデータ量の上限が一人3Gだったのに対し、IIJmioでは10Gを三人で分け合って、更に、余ったデータ量は翌月に繰り越せるというおまけつきで、窮屈な二年縛りもございません。
ちなみに下のキャプチャ画像は、ドコモの料金シミュレーションを同条件で行ったものです。

docomo_price

通話料に関しては、今までは20円/30秒とけっこう高かったのですが、今日4月1日からは、専用アプリを入れれば半額の10円/30秒になります。
しかも、同一のmioID内で契約中の者同士ならば、ファミリー通話割引が適用されて8円/30秒円になります。
知り合いならばLINEで済ませればいいし、仕事関係でも、仮に1時間通話したとしても1,200円で済むことになります。

まとめ

17年と2か月お世話になったドコモの契約内容は、僕にとっては非常に分かりにくいものでした。
しかし『よくわかんないけど他の人も使ってるし、まあいいか……』のノリで契約し続けていました。
恐らくauもソフトバンクも同じような感じなのでしょう。

『本体価格実質0円!』と聞いて『おぉ!スゲー!』と思っても、きっちりと定額料で回収されてる感が否めません。
例えると、『送料無料!』と謳ってはいるけど、その分商品代金を高く設定しているネットショップのような……。
ただ、IIJmioもdocomoの電波を拝借しているわけですし、17年以上もお世話になってきたので……ドコモさん、今まで本当にありがとうございましたm(_ _)m